2018年02月08日

時間管理よりエネルギー管理⁈

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「働き方改革とは長時間労働の是正だ」

と捉える企業は多いだろう。


ワークライフバランスを実現するために、

まずは時間管理を徹底して

生産性の向上を目指す。


他の施策を組み合わせたりもするが、

効率よく働くためには

時短がメイン。


それが一般的だろう。



しかし、

デンマークの“働きやすい企業No1”

を受賞したMALMOS社は違う。


モーテン・ハンセン社長は

「エネルギーマネジメントこそが大切」

と訴える。


訳して「熱量管理」。


聞き慣れない言葉だ。


ハンセン社長のいうエネルギーは、

一人ひとりがその時々に発揮できるパワー

と言い換えられるかもしれない。



816時まで働くことが

全ての従業員に必要と思っていない。

最大のエネルギーを出せる時間帯は

人によって違うのだから。


働く時間でなく、

プロジェクトの進行を

きちんと守っているかを評価する」

という。



従業員のモチベーションや集中力に

全く目を向けず、

定時退社させることだけにこだわっても

生産性は上がらない。


持ち帰り残業が増えて

事態はより深刻になるだけ。


日本企業の長時間労働が減らない根幹には、

エネルギー管理の視点の欠如があるのではないか。



ハンセン社長は、

社員のエネルギーをマネジメントできる

「企業文化の構築」こそ

戦略的経営に不可欠とする。



では、

エネルギー管理とは具体的に何か。


MALMOS社が実践する代表的なものが、

会議前に行う

「セルフエネルギーチェック」。


3分間、深呼吸して、

会議で解決したい事や

成し遂げたい事、

質問に対して

引き出したい事

などを頭の中で整理する。


そして、

各々が身体的・精神的・感情的・スピリチュアル的に

今の状態がどうかを考え、

総合評価を親指で示す。


親指が上向き:良い

親指が横向き:まあまあ

親指が下向き:悪い


参加者は

「だれが、いま、どのような状態か」を知り、

一人でも親指が横から下向きだったら、

その人の状況や理由を聞いて

状態が上向くよう対応する。


全体のエネルギーが低い時は

議題を減らすことも。


逆に、

高ければ議題を増やしたり

難題に取り組んだりするという。 



そもそもエネルギーは目に見えない。

が、感じることはできる。


意識すれば、

今の時間を単純作業や雑務に充てるか、

集中力がいる作業をするか、

自身で仕事をマネジメントできるようになる。


リーダーも

部下のエネルギーをうまく引き出し、

管理できるようになれば、

会社は最大の成果を出せるようになる。


時間管理でなく、エネルギー管理

という概念の下に

社員の働きやすさを追求する。


日本企業が目指す

次のステージではないだろうか。

posted by YOKO at 10:28| Comment(0) | 先進企業の取組み